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2022年1月22日(金)、第8回COINSシンポジウムをオンライン、およびパブリックビューイング会場(川崎市産業振興会館)にて開催しました。
今回のシンポジウムは「体内病院が創る未来の社会」をテーマに、プロジェクト最終年度を迎えたCOINSの9年間を総括した成果報告を行うとともに、超高齢社会におけるヘルスケアを語る座談会を通じて、ご参加いただいた皆様とともに未来の健康社会を思い描きました。
シンポジウムは木村廣道プロジェクト統括の挨拶に始まり、ご来賓から科学技術振興機構COI STREAMの松田譲 氏(ビジョン1 ビジョナリーリーダー)、および小宮山宏 氏(ガバニング委員会 委員長)よりご挨拶をいただきました。
第一部 COINSの成果報告では、COINSの研究者たちが「がん」「脳疾患」「mRNA」「診断デバイス」「ナノマシンと医療機器」「イノベーションエコシステム」をキーワードに、最先端のナノバイオ技術を駆使した研究成果と、それらを社会実装するための仕掛けについて発表した後、片岡一則研究統括より新たなステージを迎えるCOINSの研究についてご説明させて頂きました。
第二部は「スマートライフケア社会の実現に向けて」と題し、体内病院の実現を目指す2045 年にはケアする側の中核として社会を背負うことになる現代の高校生と、COINS研究者が、超高齢社会の課題とその科学的解決策について事前にディスカッションした内容にフォーカスし、企業、大学、教育、看護、科学リテラシーの領域からお招きした方々との座談会を設けました。川崎市立川崎総合科学高校の皆さんの発表内容や、座談会でのご意見を通じて、COINS研究者たちにとっても、研究の出口となる望ましい未来の社会を考えるよい機会となりました。
当日は川崎市民や企業・アカデミア関係者を中心に約300名の参加があり、COINSに大きな関心が寄せられていることが分かりました。質疑応答ではZOOMを通して、各先生の研究やナノマシンの開発状況など沢山のご質問をいただき、大変盛況となりました。
ご来場いただいた皆様にこの場を借りて御礼申し上げます。
開会挨拶
来賓挨拶
第一部:COINSの成果報告
第二部:座談会~スマートライフケア社会の実現に向けて
質疑応答
閉会挨拶
パブリックビューイング会場の様子