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ご挨拶

木村廣道
公益財団法人川崎市産業振興財団
ナノ医療イノベーションセンター
プロジェクト統括

東京大学 特任教授

舞台は日本のハブ空港羽田を控える産業振興の聖地、京浜工業地帯!ここを拠点に世界が注目する新たな医療産業が胎動を始めた。「不可能を可能に」を目指して日本中・世界中から多様な人材・資金・最先端の技術を集積。今までとは異なる発想で設計されたナノマシンが「体内病院」となり、困難とされてきた病気の治療・予防を解決に導く。民間企業、研究機関、大学の研究者たちがひとつ屋根の下、思う存分に働き、経営戦略チームが世界最先端の社会システムの構築をする。ベンチャー企業、製品、サービスが続々と誕生する日が待ち遠しい。

片岡一則
公益財団法人川崎市産業振興財団
ナノ医療イノベーションセンター
センター長 兼 研究統括

東京大学 名誉教授

本提案の革新性は、いつでも・どこでも・誰でも、心理的・身体的・経済的負担なく、社会的負荷の大きい疾患から解放されていくことで、自律的に健康になっていく社会(スマートライフケア社会)を実現することです。そこで、これまでSF の世界でしか語られることのなかった「体内の微小環境を自律巡回するウイルスサイズ(~ 50nm )のスマートナノマシン」を、診断と治療に必要な要素技術をあらかじめ作り込んだ機能分子(レゴ分子)の自動会合によって創製し、人体内の「必要な場所で・必要な時に・必要な診断と治療」を行う「体内病院」の構築を目指します。

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COINSが目指す将来の姿

COINS は、医療にかかる手間やコスト、距離を意識することなく、病気や治療から開放され、日常生活の中で自律的に健康を手にすることができる「スマートライフケア社会」の実現がテーマです。

「少子高齢化先進国としての持続性確保」という高いビジョンを掲げ、国民全員が健康を享受できる社会を実現するための、革新的で、自律性を兼ね備えた将来技術の開発を目指すというバックキャスティング研究を進めます。
これにより、従来の積み上げ式の研究では実現できなかった、大きな目標設定とその実現が可能になると考えています。

社会的重大疾患を、効果的に抑え、みんなが、
人手をかけずに、自然体で健康に暮らす将来技術とは?

COINSが考える答えは、体内で24 時間巡回し、病気の予兆を見つけ~治療を行い~体外に情報を直ちに知らせる、夢のスマートナノマシンの開発です。その開発に向けて、日本や世界の最先端のナノ医療研究機関や企業がオールジャパンで結集し、産学官の壁を越えた融合研究を進めるのです。

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「体内病院」の実現を目指す

COINSでは、全ての医療機能が人体内に集約化される「体内病院」の実現を目指しています。ウイルスサイズのスマートナノマシンが、体内の微小環境を自律巡回し、24時間治療・診断を行います。

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