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10月7日(木)、カタルーニャ国際大学 (UIC-バルセロナ)基礎科学専攻のロザリア・ロドリゲス‐ロドリゲス准教授を講師に迎え、第60回COINSセミナー"Targeting Neurons: More Brain than Brawn to Solve Obesity(ニューロンをターゲット:筋肉よりも脳に着目した肥満症治療)"を開催しました。
ロドリゲス博士は講演の中で、肥満とそれに関連する合併症に関する世界的な状況を憂慮し、これらの課題に取り組むことが急務であると強調しました。細胞レベルでの分子機作を理解し、この憂慮すべき健康課題の根本原因を特定することが重要であると述べるとともに、肥満症と視床下部ニューロンとの関係、またこの問題に取り組むためのナノマシンを土台としたアプローチの展望に焦点を当てて解説しました。ロドリゲス博士は現在、iCONMの研究者と日西二国間共同研究に関与しています。
講演の後、ロドリゲス博士、パネリスト、そして世界各地からの参加者の間で活発な討論が行われました。 このセミナーを成功に導いてくださった参加者の皆様に御礼申し上げます。
【左:講師のロザリア・ロドリゲス博士 右:座長のSabina Qurder研究員】
【下:片岡一則センター長】