ここから本文です
COINSサブテーマ1のリーダー宮田完二郎博士(東京大学大学院工学系研究科・准教授)と、同じくサブテーマ5リーダー西山伸宏博士(東京工業大学化学生命科学研究所・教授)は、東大医学系研究者ならびに西山研の研究者とともに、物質・デバイス領域共同研究拠点 (NJRC) より 「2020年度 第2回物質・デバイス共同研究賞」を受賞しました。
NJRCは、物質・デバイス領域の共同研究を促進する目的で 2010年に設立された組織で、過去10年間に4,600+件の支援実績があります。宮田・西山両博士は、間質や血液脳関門が薬物治療の妨げとなる膵がんや脳腫瘍と言った難治性の悪性腫瘍において、18nm径という超微小の高分子ナノマシンに抗腫瘍性核酸医薬を内含させた薬剤を創生し、画期的な成果を導き出しました。2013年に6つのサブテーマでスタートしたCOINSですが、7年の間にこのようなテーマ間の融合が進み、更に広範な領域での研究が実を結び始めています。
COINS研究者が2020年度第2回「物質・デバイス共同研究賞」を受賞