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平成30年12月14日(金)、川崎市産業振興会館で、第5回COINSシンポジウムを開催しました。今回のテーマは、“夢を形に!体内病院 ~川崎ベンチャーズが創る未来医療~”でした。
基調講演に低侵襲外科手術ロボット『ダ・ヴィンチ』を開発したインテュイティブサージカル合同会社の米国本社副社長Dr. Catherine Mohr氏を招き、技術的なイノベーションだけではなく、医療経済分析を綿密に行ったサスティナブルな未来の医療機器の在り方を発表いただきました。
「BBB通過型ナノマシン」、「mRNA搭載ナノマシン」の2つの講演セッションでは、研究成果と共に、COINS参画ベンチャー企業の(株)ブレイゾン・セラピューティクス 戸須社長、アキュルナ(株) 秋永社長より社会実装の状況、計画等が発表され、来場者よりの質問も多く、活発なディスカッションが行われました。また、ポスターセッションでは研究者や企業のポスター(38件)発表に加え、『医工連携コーナー』として川崎市内の医療に関係する中小企業が出展し、大きな賑わいとなりました。
終盤のパネルディスカッションセッションでは木村プロジェクト統括がモデレーターとなり、ベンチャー企業の魅力、可能性をテーマにMohr副社長、戸須社長、秋永社長がそれぞれなぜベンチャー企業へ取り組むことになったか等、興味深いトピックが議論されました。そして今後川崎市で、どのようなライフサイエンスにおけるイノベーションエコシステムを創っていくか等、パネリストの経済産業省 富原氏、会場の講演者、当財団理事長を含め、非常に活発なディスカッションが行われました。
川崎市民や企業を中心に200名を超える参加があり、体内病院の実現に向けてCOINS活動の継続に大きな関心が寄せられていることが分かる、貴重な機会となりました。ご来場いただいた皆様にこの場を借りて御礼申し上げます。
開会挨拶
基調講演
COINS / iCONM概要
講演セッション1 <BBB通過型ナノマシン>
講演セッション2 <mRNA搭載ナノマシン>
ポスターセッション COINSと川崎の企業・研究機関による取り組みの紹介
医工連携コーナー
パネルディスカッションセッション
ポスター賞授与