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2017年度のニュース

アジュバント機能を一体化させたmRNAワクチンを開発
~mRNAに免疫賦活化作用が強い2本鎖RNA構造を組み込む~

COINSメンバーである内田 智士研究員(東京大学 大学院工学系研究科 バイオエンジニアリング専攻 特任助教、iCONM 客員研究員)、サブテーマ3リーダー位髙 啓史研究員(東京医科歯科大学 生体材料工学研究所 生体材料機能医学分野 教授、iCONM 主幹研究員)、片岡一則研究統括(iCONM センター長、東京大学 政策ビジョン研究センター 特任教授)らは、mRNAに免疫賦活化作用が強い2本鎖RNA構造を組み込むことで、アジュバント機能を一体化させたmRNAワクチンを開発しました。これは、様々な観点でmRNAワクチンの特性を踏まえた設計になっており、実際に、この技術によりマウスにおいてmRNAワクチンの効果が飛躍的に向上しました。また、ヒト由来の免疫細胞に対しても、強い免疫賦活化作用が得られました。mRNAワクチンは、皮下注射、静脈内注射、経口投与といった様々な経路で、様々な添加物とともに投与されますが、今回の技術は、そのほぼ全ての場面に応用できます。今後感染症予防やがん免疫治療に大きく貢献できることが期待されます。

なお、本研究は、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の研究成果展開事業「センター・オブ・イノベーション(COI)プログラム」の支援によって行われました。

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【記者会見の様子】

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